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更新日時:2025年8月22日

大量バナー制作体制の構築 運用モデルを公開

なぜ、バナーの数が増えると「現場の疲弊」が加速するのか?

事業の成長に伴い、Web広告やサイトコンテンツで必要となるバナーの数は増加の一途をたどります。しかし、制作本数に比例して、なぜか現場の疲弊度はそれ以上に増していく…。「人を増やしても、なぜか楽にならない」といった課題に心当たりはないでしょうか。

その原因は、制作本数そのものではなく、大量生産に対応できていない「制作ワークフローの非効率さ」にあります。

この記事では、特定の外注サービスを推奨するのではなく、多くの企業が陥りがちな課題を整理し、大量のバナー制作を効率的に運用するための「体制構築モデル」を、具体的なステップで解説します。

大量生産の現場で起きている「3つの無駄」

制作本数が増えることで顕在化する課題は、大きく3つに分類できます。これらは、気づかぬうちに担当者のリソースを奪い、制作のボトルネックとなります。

  1. コミュニケーションの無駄:
    指示の往復、修正内容の意図が伝わらない、関係者への確認作業など、制作以外のやり取りにかかる時間。
  2. 品質管理の無駄:
    デザイナーごとの品質のばらつき、ブランドレギュレーションの不徹底、過去クリエイティブの管理不足など、クオリティを維持・管理するためのコスト。
  3. リソース配分の無駄:
    社内デザイナーが細かな修正やサイズ展開に追われ、本来注力すべき戦略的なクリエイティブ業務に時間を割けない状態。

これらの「無駄」を放置したままでは、いくらリソースを投下しても、生産性は向上しません。

2.【運用モデル】制作効率を最大化する3つのステップ

では、これらの「無駄」を解消し、効率的な制作体制を構築するにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、実際に年間2,000件以上のクリエイティブ制作を運用している現場でも実践されている、3つのステップをご紹介します。

ステップ1:ワークフローの可視化と最適化
まずは、現在の制作プロセスをすべて書き出し、「誰が」「何を」「どのように」行っているかを可視化します。これにより、ボトルネックとなっている箇所(例:承認フローが複雑、素材の受け渡しが非効率など)を特定し、改善策を検討します。

ステップ2:制作管理ツールの導入
制作の進捗、修正指示、品質管理などを一元化するツール(例:Adflowなど)を導入します。これにより、コミュニケーションコストを大幅に削減し、制作の進捗状況を誰もがリアルタイムで把握できる環境を整えます。

ステップ3:専門デザインチームの活用(役割分担の明確化)
制作業務を、専門スキルを持つ外部のデザインチームに委託する体制を構築します。これにより、社内リソースはディレクションや企画といった上流工程に集中できるようになり、チーム全体の生産性が向上します。重要なのは、貴社のサービスやブランドを深く理解した「専属チーム」として機能するパートナーを選ぶことです。

3.【シミュレーション】最適化された体制がもたらす費用対効果

この運用モデルを導入することで、どれほどの効果が見込めるのでしょうか。 ここでは、制作費そのものではなく、社内担当者の「見えない工数」という観点から費用対効果を試算してみましょう。

【設定モデル】

  • 担当チーム(5名): 月給合計200万円(1人あたり月給40万円、時間単価 約2,500円と仮定)
  • 月間バナー制作本数: 100本
  • 1本あたりの管理工数: 3時間(指示出し、修正確認、関係者連携など)

▼最適化前の管理コスト 2,500円/時 × 3時間/本 × 100本 = 月間 750,000円

もし、ステップ2,3の導入により、この管理工数が半分(1.5時間/本)に削減できた場合、

▼最適化後の管理コスト 2,500円/時 × 1.5時間/本 × 100本 = 月間 375,000円

差額の約37万円分、担当者は企画立案や効果分析といった、より事業成果に直結する業務に時間を使えるようになります。これが、制作体制の最適化がもたらす本質的な価値と考えられます。

まとめ:最適な制作体制は、自社で構築できる

本記事でご紹介した3つのステップは、特別なことではありません。一つひとつ丁寧に取り組めば、どのような企業でも自社で効率的な制作体制を構築することは可能です。

大量のバナー制作における課題の本質は「数」ではなく「仕組み」にあります。まずは自社のワークフローを見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。

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